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富士登山 リンク集

一般的な富士登山の期間は、山開きの7月1日から8月下旬までである。この期間はほぼ全ての山小屋が営業しているため利便性が高く、登山客が集中する。しかしながら、7月1日に山開きとは言っても、残雪の多い年は7月中旬までは登山道に雪残っていることがあるため、登山ルートによっては7月中旬まで通行止めになることがある。 富士山は日本最高峰であるものの、主要な登山口の標高の高さや、他の高山と比較して比較的短時間での登山が可能であることなどから、健脚者なら日帰り登山も充分可能で、また、宿泊を伴わない徹夜の夜間登山をする登山者や、まだ暗いうちに山小屋を出発する登山者・暗くなってから山小屋に到着する登山者が多いのも特徴である。 登山道からの富士山は、遠方から見上げる富士とは異なる姿がある。火山灰と溶岩の荒れ果てた世界である。富士登山について、江戸時代から「富士山に 登らない馬鹿、二度登る馬鹿」という言葉がある。これは富士登山の厳しさを表した言葉で、疲労・寒さ・高山病・悪天候などを経験した者の中には「二度と登りたくない」と思う者も少なからず存在している反面、富士山に魅了され毎年のように登る者もまた多い。 現在は多くの外国人登山者の訪れる富士山であるが、記録が残る初の外国人登頂者はイギリス初代日本総領事ラザフォード・オールコック一行であった。富士宮口新五合目にはその登山記念碑が建てられている。

吉田口(河口湖口)・富士宮口・須走口・御殿場口が4大登山口である。それぞれの登山口(自動車道の終点)は全て「五合目」あるいは「新五合目」を名乗っているが、各登山口で五合目の標高が大きく異なる。例えば4つの登山口のうち最高標高の富士宮口の新五合目では約2400mであるが、御殿場口の新五合目は約1400mである。 下記の所要時間は目安であり、個人の体力や単独か団体かでも差が出る。また、混雑時は渋滞でさらに時間がかかる。また、各登山口のルートを登りきった場所(お鉢巡りルートとの合流点)を○○口の「頂上」または「山頂」と呼んでいるが、これは富士山最高地点の剣ヶ峰とは異なる場所である。富士山は各登山口の「頂上」に到達すると登頂したことになるため、「頂上」で登山を完了し、最高標高地点までの登山を行わない登山者が多い。 宝永登山(宝永遊歩道) 富士山の登山には、富士山頂上を目指す登山以外にも、宝永登山がある。宝永山は富士山最大の側火山で標高は2,693 mと富士山頂と比べると1083m低く、また比較的短時間で登れるため、体力的に富士山登頂が不可能な場合の選択肢となる。 詳細は「宝永山」を参照 吉田口(河口湖口) [編集] 六合目で吉田口登山道と、本八合目で須走口と合流。頂上には久須志神社がある。 * 五合目の標高 - 2,305 m * 距離 - 登り 7.5 km 下り 7.6 km * 標準所要時間 - 登り5時間30分 下り3時間。休日の山頂御来光目的の場合は渋滞により1時間〜2時間程度余分にかかる。 * 山小屋の数 - 19(五合目駐車場前の2軒、吉田口五合目付近の3軒を含む・頂上の小屋4軒と本八合目の1軒は須走口扱いで含まず) 利点 特に関東方面からアクセスしやすく、バスの本数も最も多い。登山者が最も多いので、山小屋も非常に多く休憩や、天候の急変時の避難がしやすい。御来光がどの地点でも拝める。9月になっても営業している山小屋が多い。人が非常に多いので緊急時に救援を周囲に求めやすい。 難点 最も登山者が多いために最も混雑する登山口でもある。御来光時には八合目から上が渋滞になりやすく、渋滞により御来光時に頂上にたどり着けない場合も多い。七合目付近に急な岩場がある。歩行距離が富士宮口や須走口より長く、登山道頂上から剣ヶ峰までの距離が最も長いため、剣ヶ峰まで登山を行う際は体力を消費しやすく高山病にかかる危険性も高い。下山時に八合目の「下江戸屋分岐」で誤って須走口に降りてしまうケースが多発している。下山道には山小屋が一軒しかなく、ルートも登山路に比べて遠回りとなる。下山時、最後に緩い登りがある。山小屋が非常に多いため、人工物である山小屋が連続して見えるため、自然の雰囲気が削がれる。マイカー規制の無い時期の週末は、富士山有料道路が大渋滞を起こすことがある。 主なアクセス 新宿駅からJR中央線、大月駅で富士急行に乗り換え、河口湖駅下車し登山バス(河口湖駅から約50分) 新宿西口から富士河口湖五合目行きバス(新宿西口から約2時間40分) 富士宮口 [編集] 富士山頂郵便局 このポストに投函された郵便物には風景印が押される 登山バス(富士山本宮浅間大社横にて) * 静岡県道152号富士公園太郎坊線・静岡県道180号富士宮富士公園線 * 新五合目の標高 - 2,400 m * 距離 - 登り 5.0 km 下り 5.0 km * 標準所要時間 - 登り5時間 下り2時間30分 * 山小屋の数 - 9(新五合目1・頂上1含む) 利点 各登山道の中で歩行距離が最も短い。新五合目の標高が最も高い。砂地が少なく岩場が多いため滑りにくい。登山道頂上から最高標高地点剣ヶ峰までの距離が最も短いので、剣ヶ峰に行く場合は最も早く辿り着ける。名古屋・関西方面からのアクセスが良い。 難点 登りと下りが同じ道のため混雑しやすい。岩場が多いため下りでは膝に負担がかかる。登山道や山小屋からでは御来光が拝めない所が多いため、御来光を拝みたい時は日の出の時間に登頂が必要(時期によっては山腹でご来光が拝めることもある)。南側のため晴れている日は日差しが強い。バスの本数が吉田口に比べると少ない。新五合目の駐車場の収容力が少なく(約500台)、新五合目から遠く離れた路側での駐車を強いられることもあるため、徒歩で新五合目に到達するだけで時間と体力を使うことがある。マイカー規制の無い時期の週末は、富士山スカイラインが大渋滞を起こすことがある。 主なアクセス 東海道新幹線・新富士駅下車し登山バス(新富士駅から約2時間15分) 東海道新幹線・三島駅下車し登山バス(三島駅から約2時間5分) 東海道新幹線・静岡駅からJR東海道線に乗り、富士駅で身延線に乗り換え、富士宮駅下車し登山バス(富士宮駅から約1時間20分) 須走口 [編集] * 静岡県道150号足柄停車場富士公園線 * 新五合目の標高 - 2,000 m * 距離 - 登り7.8 km 下り6.2 km * 標準所要時間 - 登り7時間 下り3時間30分 * 山小屋の数 - 13(新五合目3・頂上4含む。下山路(砂払五合)の小屋は宿泊できない。) 利点 人が少なく、本八合目での合流点までは落ち着いて登れる。樹林帯があり木々を観察できる。下山道に砂走りがある。新六合目から上なら御来光が見られる。もともと登山者が少なかったためマイカー規制がなかったが、近年は登山者が増加し、平成19年度から社会実験としてマイカー規制が行われることとなった[1]。 難点 新五合目の標高が少し低いので、富士宮口や吉田口より体力がいる。砂走りは石が多く、御殿場口の大砂走りほどは軽快に下れない。混雑期に砂走りすると前を歩く人の砂埃が舞い上がってひどい。本八合目から上が吉田口と一本化するため、山頂御来光目的の場合は渋滞しやすい。新五合目のすぐ上の樹木帯は夜間は真っ暗闇になり、登山路と下山路の分岐が多いため、夜間にここを通ると迷いやすい。マイカーでないとアクセスしにくい。新五合目駐車場は駐車可能台数が多くないので、混雑期は満車になりやすい。 主なアクセス 新宿駅から小田急線、新松田駅下車し登山バス(新松田駅から約1時間30分) 御殿場口 [編集] * 旧静岡県道152号富士公園太郎坊線 * 新五合目の標高 - 1,440 m * 距離 - 登り 11.0 km 下り 8.5 km * 標準所要時間 - 登り7時間30分 下り3時間 * 山小屋の数 - 7(新五合目2・頂上1含む・営業期間が極端に短い小屋やそのシーズンは全く営業しない小屋もある。なお新五合目の小屋のうち1軒は宿泊できない。) 利点 人が非常に少ないので落ち着いて登れる。新五合目の標高が低いので高度に身体を順応しやすい。大砂走りがあり快適に下山できるため、下山道として人気がある。御来光がどの地点でも拝める。 難点 新五合目の標高が極めて低いため体力が必要。滑りやすい砂礫の部分が多く登りづらい。景色が単調。山小屋が少なく休憩しにくく、トイレも少ない。特に新五合目から7合目まで全く山小屋・トイレ・売店がない。砂礫道のため道がわかりにくいところがあり特に夜間は道に迷いやすい。バスが少なくアクセスしにくい。 主なアクセス 新宿駅から小田急線で新松田駅下車、徒歩3分松田駅でJR御殿場線に乗り、御殿場駅下車し登山バス(御殿場駅から約1時間)。なお新宿から御殿場まで直通で、新松田(松田)駅での乗り換え不要な特急「あさぎり」を使うと便利。 * なお、富士宮口の新六合目と御殿場口の本六合目の間には宝永火口経由の連絡路があり、これを使うと御殿場口の登山口である新五合目の標高の低さという難点を回避できる。詳細は皇太子の富士登山を参照。 * 2000年に御殿場市が行った調査では、新五合目を通過した登下山者数は、登山者数460人であったのに対し下山者数が18911人と、圧倒的に下山路としての利用が多いことがわかる。 最高標高地点(3776m)への到達 [編集] 各登山道を登りきった頂上が火口の外周であり、外周は全て「山頂」あるいは「頂上」と呼ぶ。外周に立てば登頂したことになる。しかし、この地点は富士山最高標高地点である剣ヶ峰とは異なる。 最高標高地点は剣ヶ峰であり、この剣ヶ峰に行くには、各登山道頂上からさらに歩く必要があり、お鉢巡りコースで数十分かかる。道のすぐ脇は崖であり、特に柵も無いので、強風時や荒天時は危険であり行くべきではない。 登山口によって、各登山道の頂上から剣ヶ峰までの距離が大きく異なる。一番近いのは富士宮口で、次に御殿場口、一番遠いのは吉田口・須走口である。お鉢巡りの場合は一周するため、歩く距離は同一となる。

富士山では、日帰り登山や徹夜登山する者も多いものの、山頂で御来光を見るために山小屋に宿泊する登山客もまた多い。また、売店やトイレの利用、天候急変時等で山小屋の存在意義は大きい。 営業時期 [編集] 7月1日から8月下旬までが多いが、吉田口の山小屋は9月に営業している山小屋もある。五合目の山小屋は観光客にも対応するために、営業期間が長い。一部10月半ばまで営業する山小屋もある。 * 吉田口 - 富士山吉田口旅館組合 * 富士宮口 - 富士山表富士宮口登山組合 * 須走口 - 静岡県小山町の富士山山小屋案内 * 御殿場口 - 御殿場市観光協会の富士山情報 設備 [編集] 多くの山小屋は就寝スペースと食事スペース及びトイレ程度の設備しかない。外来用の食堂や専用の売店スペースを持つところもあるが、その数は少なく、宿泊スペースの一角を、昼間などは食堂や売店スペースに転用しているところが多い。水が貴重なため、宿泊者用の風呂はなく、トイレも水の節約のため、流水の手洗い所が無い。ただし、残雪に近い山小屋の中には、手洗い水だけは豊富な小屋もあるものの、宿泊者用の風呂は燃料輸送の問題から設置されない山小屋も多い。 営業時間 [編集] 24時間営業のところもあるが、多くの山小屋は宿泊客が就寝中の21時から翌日1時くらいまでは閉める。御殿場口の山小屋は消灯の21時頃から朝5 時ごろまでは売店の営業を行わない。須走口の山小屋も夜間は売店の営業を行わないところが多い。山頂の山小屋は19時頃には消灯し、3時頃の起床となるのが一般的である。もちろん小屋ごとに営業休止時間は異なり、営業休止時間後の到着となる場合は宿泊や売店等の利用ができない。夜間登山で軽食や売店の利用を考えている場合などは、事前の確認が必要である。ただし、小屋の営業期間ならトイレの利用は24時間可能である。 商品・軽食 [編集] ペットボトル飲料(500円程度)、ビール(600円程度)など。他の山域の山小屋に比べ200円程度価格が高い。その他、携帯酸素缶や菓子類を扱っているところもある。五合目や山頂の山小屋は記念品の販売に力を入れているほか、木製の金剛杖を扱っている。多くの山小屋では1回200円程度で、木製の金剛杖に登山記念の焼印を押印する。水場が全くない山のためペットボトル飲料の販売は貴重である。ラーメンやうどん、カレーなどの軽食を800円〜1000円で食べられる山小屋も幾つかある。 宿泊 [編集] 予約が基本。他の山の山小屋は全ての宿泊希望者を受け入れるところが多いが、富士山はもともと夜間登山が盛んなこともあり、現在では定員以上になった場合や営業時間外の到着の場合は断るところが多い。もちろん営業時間中に到着したうえで余裕がある場合は、予約無しでも宿泊できるが、週末などは注意が必要である。ただし、天候の急変により激しい雷雨や暴風雨になった場合などは例外である。料金は素泊まり一泊5,000円〜5,500円、2食付で 6,500円〜7,500円が多い。なお、ルートごとに宿泊料金がほぼ統一されており、登山口が同じなら標高に関係なく同一宿泊料金であることが多い。なお、土日は1,000円程度上乗せするところもある。寝室は雑魚寝。定員宿泊でも混雑時には1枚の布団で3人が寝る小屋もあるが、1枚の布団に1人だけが定員の小屋もある。夕食はレトルトのカレーが一般的だが、中には手作りカレー食べ放題や豚汁食べ放題の小屋もある。朝食は炊き込みご飯やおにぎりなどの弁当やうどんなどの麺類が多いが、ハムエッグなど手の込んだ朝食を出す小屋もある。お代わりはご飯が残っている限り可能なところが多いが、あまりたくさんのご飯を炊いていないために、お代わりは「早飯」ができる宿泊者が有利となる。お代わり不可の山小屋や、お代わりのご飯がなくなった後で、食事の量が少ないと考える場合は別料金で麺類などを注文するしかない。水が不足しているために、食器は洗浄不要の使い捨てタイプのものが多い。

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